川崎重工、グローバルサプライチェーン変革に向けてproject44™によるMovementを採用

マルチモーダルの可視性と正確なETAにより、物流のリードタイムとサプライチェーンの実行を改善し、グローバルにグループ会社間の緊密な連携を実現

東京、2024年1月23日 – サプライチェーン可視化プラットフォームのリーディングカンパニーであるproject44は本日、100年以上の実績を持ち、陸・海・空にわたって製品を製造するテクノロジー企業グループである川崎重工業株式会社が、サプライチェーン可視化ソリューションとしてproject44™によるMovementを採用したことを発表しました。 川崎重工はデジタルトランスフォーメーション戦略に取り組むなかで、子会社であるカワサキモータース株式会社や同社のロボット事業部が各地域のサプライチェーン業務を改善するために、高精度のサプライチェーン可視化データを活用できるより良いデータ基盤を構築するソリューションが必要不可欠であると考え、Movementを選択しました。

カワサキモータースは、日本、アジア、米州、欧州に生産拠点があり、また世界中の顧客に製品を配送するためのグローバルサプライチェーンネットワークを持っています。 取り扱う海上コンテナは年間数万個にのぼるため、コンテナ輸送を可視化する堅牢なソリューションが必要不可欠でした。そのため選定基準には、複数キャリアのリアルタイムデータにアクセスできること、地理的な地域や鉄道・海上の輸送モードを一元化してマルチモーダルな可視化を最大限に活用できることなどが考慮されました。 さらに、API接続により川崎重工の物流システムと連携し、NVOCCのハウス船荷証券に基づいて貨物を追跡して、世界中で強力なカスタマーサポートを提供するソリューションを必要としていました。 川崎重工は、同社の部門を超えたグローバルサプライチェーン変革に向けた第一歩としてMovemenを導入し、カワサキモータースおよびロボット事業部のサプライチェーン構築を目指します。

カワサキモータースの企画本部コーポレートソリューション統括部の物流部にて基幹職を務める藤井伸一氏は次のように述べます。「データを一元管理できてきないことが、コンテナ動静に応じた遅滞ない業務遂行の大きな妨げとなっていました。また、コロナ禍でサプライチェーンの混乱を経験したことで、包括的でリアルタイムの可視化データの重要性が浮き彫りとなりました。 project44の海上輸送および鉄道輸送可視化ソリューションの導入により、コンテナの追跡に係るマニュアル作業が効率化されることで、より適切なタイミングで業務を遂行できるようになり、且つサプライチェーンにおける問題の早期発見も図れます。また、project44プラットフォームが提供するデータ主導のインサイトにより、より正確なリードタイムの予測が可能になり、我々のサプライチェーンの生産性を最適化できると期待しています。」

藤井氏はさらに次のように述べています。「今回の取り組みでは、データインフラとしてproject44を導入することでリソースの合理化、効率化と業務精度の向上をまず目指します。 そして今後は、project44と社内システムを融合させ、さらにproject44のプラットフォームを活用した業務改革を継続していきます。」これにより、世界中のグループ会社間の連携を促進させることで物流変革、更には顧客への提供価値向上を実現したいと考えています。」

project44の日本のゼネラルマネージャー兼営業担当副社長を務める桑原祐司は次のように述べます。「川崎重工様のような業界リーダーとパートナーシップを結べることを光栄に思います。 project44によるMovementは、世界で最も完全な輸送データセットを組み込んでおり、あらゆる輸送モードや地域を一箇所で可視化できるため、グローバル物流業務には最適です。弊社プラットフォームのAI機能は可視性の提供だけでなく、業務を合理化するワークフロー自動化機能、サプライチェーンを加速させる豊富なインサイトなど、幅広い機能を提供します。」

project44は2022年に東京にオフィスを開設して以来、この地域で大きな成長を遂げ、数多くの世界的メーカーやブランド企業との新しいパートナーシップを結ぶことで日本での存在を拡大し続けています。